tamaki niime roots shawl MIDDLE

もう何度も手にしているのに
肌に触れるたびに「気持ちいい~」と癒される。
とっておきのショールです。

ふわふわであったかい! 播州織のショール

まえまえから、ずっと気になっていたtamaki niimeの商品。
このアイテムが、というより、鮮やかだけど温かみのある、ずっと見ていたくなる色合いに惹かれていました。

播州織で知られる兵庫県西脇市のラボとショップにくわえ、神奈川県鎌倉市にももうひとつショップがあるそうです。
鎌倉ならそんなに遠くないし、近々行ってみようかな、と思っていたところ、
表参道で開催する「ことりっぷ旅するマルシェ2024」に出展するという情報が!

急いでチケットを購入し、当日のひとり時間を確保して、さっそく行ってみました。
この日はとても寒かったのですが、会場にはさんさんとおひさまが降りそそいでいて、ぽっかぽか。
いや、たくさんの人の熱気もあって、暑いくらいでしたね。

そのなかでも、tamaki niimeのブースはもっとも日当たりのよい場所にありました。
太陽の光をさんさんと浴び、鮮やかな色合いが引き立っていました。
でも、スタッフの方々は日当たりがよすぎて口々に。笑

商品は播州織のショールが中心でした。
鮮やかな色はネットで何度も目にしているのに、実物を前に、うわ~っ、すてき~!ってなりました。
わたしはなぜか寒色系の色に目がいきがちで、このときも気が付くとブルー系のストールを手していました。
写真のショールです。

スタッフの方に巻いてもらうと、さらにうわ~ってなりました。
とにかく軽いんです! ふわふわなんです! すごくあたたかいんです!
まぁ、いままでわたしがそんなに良質のショールを使っていなかったからっていうのもあるんですけどね。
本当にびっくりしました。

全体的にスモーキーなブルーなんですが、ターコイズだったり、コバルトブルーだったり、インディゴだったりと、さまざまなブルーを連想させます。
そんな素敵な色合いでも、実際に身に着けてみたらしっくりこない、というのはよくあること。

でも、このショールは手放したくない! って思いました。
ほかにも何点か巻いてみるだろうけど、きっとこれになるんだろうなって思いました。
(それなのに試着させていただいちゃってごめんなさい……)

いつもはイベントで大きな買い物をすることはないんですが、これは大満足の一点でした!

美しさと心地よさ

不惑の年をとうに過ぎ、五十肩とナゾの関節痛に悩む年を迎えました。
とうとうきてしまったか、と落ち込むこともあるんですが、でも、この不調のおかげで、買い物の仕方が変わりました。
不調なときは、やっぱり労わるのが一番。
でも、誰かに労わってもらうっていうのは、ほんとうにありがたいことだけれど、時にはそれがストレスになったりもして。
ということで、自然と「自分がすきなもの」を見つめ直すようになりました。

なめらか。
ふっくら。
さらさら。
ハリがある。

生地にはそれぞれ個性があります。
個性、というからには、それは素材本来がもつ特徴を活かしたものといえるでしょう。
もちろん、使う環境によっては、機能性を重視したいときもあります。
スポーツウェアなどが代表格でしょうか。
わたしも野球少年の母だったころは、日焼けや寒さ対策として、機能性ウェアが必須アイテムでした。

では、日々の暮らしについてはどうか。これからどんなものを選んでいきたいか。
やっぱり、心地よいものを身に着けたい。
しなかやで、温もりがあるものを選びたい。
素材の特徴を知り尽くした人たちが、大切に生みだしたものを使ってみたい。

そんな風に思うようになりました。(遅すぎる……)

播州織の柔らかさと自然な風合いは「温もり」という表現がぴったり。
温度というより、やさしさ、とでもいいましょうか。
時間をかけて大切につくられてきたことが、肌から伝わってくるようです。

それにしても、わたしの身の回りにある無駄なものの多さといったら。
これから少しずつ整理していこう。
そして選別に悩んだときは、tamaki niimeのショールを手にしたときに感じた「うわ~」っていう感覚を思い出そうと思います。